投稿者:Ms恋愛に最も積極的になれるのは、幾つくらいなのだろうか?好きなタイプと出会えることを望んで、書き込みをしてもなかなか希望にかなう人に出会う確率は少ない。
性格は明るくて活発なほうだが、活字で恋愛まで発展することは極まれなことだろうと日頃から思っていた。出会い系サイトの書き込みをチェックして、気に入った相手には、自分からどんどんアプローチをするようにしているが、なかなか会う約束までは進まないのが現状だった。
そんなある日、たわいもないメールを何度かもらったことがある女性から、メールが届いていた。彼女は26才でOLをしていてそれまで自分から電話番号を教えたり、食事に誘ったりするような雰囲気ではなかった。東京近郊に住むというひろみちゃんからのメールの内容は「近いうちにお食事に誘って・・・」という内容だった。何度かメール交換をしているうちに、非常に興味を持ってしまったらしい。
プロフィールには、長身でスレンダーと書いてあったことを思いだした。私はどういうわけか、おっぱいの大きい女性には興味がなく「スレンダー」という言葉に弱い。これまで何人かの女性とお付き合いしたが、決まって細身のタイプだった。
数日後、約束の場所に出向くと、メールに書いてあった雰囲気の人だと思われる女性が立っていた。
ひろみちゃん?」近づきながら声をかけると、それまで緊張していた顔が笑顔に変わった。
お互いに自己紹介をして、初めて聞く声。活字の交換にはない生の会話がはずんだ。予約してあったレストランに着くと、初めて会った間柄とは思えない雰囲気の二人の前には、次々と料理が運ばれた。
私が冗談で「今日は彼女の誕生日なんです」と言うと、店員は気をきかせて、ワインをサービスしてくれた。冗談のつもりだったが、コルクを抜こうとする店員を前に「冗談です」とは言えなかった。せっかく頂いたのだからということで、彼女も遠慮なく飲み始めた。店に対して嘘をついたという行為に、二人とも共犯の意識みたいなものが芽生え、意気投合する間柄になっていた。
2時間ほどの食事で、メール交換では分からなかった彼女の雰囲気が一気に身近に感じるようになっていた。
レストランを出て、通り沿いの歩道をゆっくりと歩いた。楽しい食事の余韻が残り、このまま別れるのも心惜しい感じだった。
どうします?このあと」そう私が言うと、彼女は無言で、私を見ていた。酔ったせいもあって彼女の瞳が潤んでいたように思えた。
私は、彼女の両肩を引き寄せるようにして、顔を近づけた。そっと目を閉じる彼女。柔らかい唇に軽くキスをした。彼女は手を私の腰にまわしてきた。
もう一度、キスをすると、何かを求めているように彼女のほうから舌を入れてきた。歩道を歩くサラリーマン達の冷やかしの声が聞こえる。二人にとって、他人の目など気にならなかった。
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